2014.06.21
京都府立植物園 ~ 妄☆想★デ⇒ト ~
~ デート真っ最中のナオとマリー
婚約中の二人がやってきたのは京都府立植物園 ~
「秋になったらもっと綺麗だよね?」
マリーは同調を求めるように問いかけてきた。

「そうだね。落ち葉の絨毯になるんだけど、、、」
「だけど何?」
「車に踏まれてドロドロになっちゃうんだよ」
「え~なにそれ~、風情がないなあ」
マリーは苦笑しながらも納得したようだった。

「カメラマンさん!このお花は何ですか?」
「これは、、、今撮影してるから、、、ほら下に札が有るだろ?それを見て」
「ウフフ、知らないんでしょホントは?」
図星だったが、聞こえない振りをして撮影を続ける。

「これは、、、マリーゴールドだよ」
「今ちょっと考えたでしょ!?ねえねえ!?」
「そ、そんな事ないよ?ほらほら揺すらないの!」
僕の背中を押したり引いたりして邪魔をするマリー。
僕は負けじと力を入れて堪える。
「何かウソっぽいけど止めてあげるね♪」
・・・別に止めなくても良かったよ

「これは、、、あれだよ、、、」
「キンギョソウ!!・・・じゃないのかな?」
「何だよ、マリーも良く解かってないじゃないか」
「お互い様でしょ!?ウフフ」
マリーにそう言われたら言い返せない。
ずっとこんな感じで過ごしていくのも悪くない。

---------- つづく
婚約中の二人がやってきたのは京都府立植物園 ~
「秋になったらもっと綺麗だよね?」
マリーは同調を求めるように問いかけてきた。

「そうだね。落ち葉の絨毯になるんだけど、、、」
「だけど何?」
「車に踏まれてドロドロになっちゃうんだよ」
「え~なにそれ~、風情がないなあ」
マリーは苦笑しながらも納得したようだった。

「カメラマンさん!このお花は何ですか?」
「これは、、、今撮影してるから、、、ほら下に札が有るだろ?それを見て」
「ウフフ、知らないんでしょホントは?」
図星だったが、聞こえない振りをして撮影を続ける。

「これは、、、マリーゴールドだよ」
「今ちょっと考えたでしょ!?ねえねえ!?」
「そ、そんな事ないよ?ほらほら揺すらないの!」
僕の背中を押したり引いたりして邪魔をするマリー。
僕は負けじと力を入れて堪える。
「何かウソっぽいけど止めてあげるね♪」
・・・別に止めなくても良かったよ

「これは、、、あれだよ、、、」
「キンギョソウ!!・・・じゃないのかな?」
「何だよ、マリーも良く解かってないじゃないか」
「お互い様でしょ!?ウフフ」
マリーにそう言われたら言い返せない。
ずっとこんな感じで過ごしていくのも悪くない。

---------- つづく
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theme : ショート・ストーリー
genre : 小説・文学