2014.10.29
ヤングのタウン:心斎橋アメリカ村 1 ~ ナオ♂&マリー♀の妄☆想★デ⇒ト ~
「ねえ、ほらほら急いでよナオ!」
「大丈夫だよマリー。乗り遅れたってアメ村は逃げないよ」
せかすマリーをたしなめる。
「あ~またそういう事言うのね~?こうなった原因は何かしらねえ?」
少し嫌味っぽく言って来たが、顔は笑っている。

「出掛けにいきなり [まつ毛エクステ] なんかするからだよ」
「あら、そういうナオだって居眠りしちゃってなかなか起きなかったじゃない」
「仕方ないだろ?仕事で疲れてたんだから」
「私だってナオのお世話で疲弊してますよ~だ」
確かにそうかもしれない、と僕は思った。
分が悪くなってきたので話をそらす。

「ほら、電車が来たよ?下がって下がって」
「解かってますよ、子供じゃないんだから♪」
僕の右腕を掴んで後ろへ下がる。
「これに乗ってどこまで行くの?」
「まずは大阪駅までさ。そこから地下鉄に乗り換える」
「ふ~ん。じゃあご案内お願いします、車掌さん♪」
ぐっと身体を引き寄せ密着するマリー。
「誰が車掌だよ。出来れば社長の方がいいかな?」
「どっちも似合いそうに無いけど!?アハハ!!」
「ちょっと笑いすぎだよマリー!」
ホームに進入してきた電車に乗り込む二人であった。
---------- つづく
「大丈夫だよマリー。乗り遅れたってアメ村は逃げないよ」
せかすマリーをたしなめる。
「あ~またそういう事言うのね~?こうなった原因は何かしらねえ?」
少し嫌味っぽく言って来たが、顔は笑っている。

「出掛けにいきなり [まつ毛エクステ] なんかするからだよ」
「あら、そういうナオだって居眠りしちゃってなかなか起きなかったじゃない」
「仕方ないだろ?仕事で疲れてたんだから」
「私だってナオのお世話で疲弊してますよ~だ」
確かにそうかもしれない、と僕は思った。
分が悪くなってきたので話をそらす。

「ほら、電車が来たよ?下がって下がって」
「解かってますよ、子供じゃないんだから♪」
僕の右腕を掴んで後ろへ下がる。
「これに乗ってどこまで行くの?」
「まずは大阪駅までさ。そこから地下鉄に乗り換える」
「ふ~ん。じゃあご案内お願いします、車掌さん♪」
ぐっと身体を引き寄せ密着するマリー。
「誰が車掌だよ。出来れば社長の方がいいかな?」
「どっちも似合いそうに無いけど!?アハハ!!」
「ちょっと笑いすぎだよマリー!」
ホームに進入してきた電車に乗り込む二人であった。
---------- つづく
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theme : ショート・ストーリー
genre : 小説・文学